ツアラー(タイプ)特集第一弾!
今回は久しぶりのナイスガイ登場です。(あれ、オーナーの紹介ではなかったですよね)
永くZZRとつき合って行く腹づもりなので妥協なしで、打ち合わせをしたいということで、事務所へ来て頂きました。前もって、こういうのを!という資料を万全に揃えて来られました。今回ちょっと作業が苦手なピュアぽいシングルシートが要望です。さてどんな仕上げになったのでしょうか?
<お客さまより---1>
動画拝見しました。
丁寧に動画で送っていただきちょっと感動しました(^v^)
実際に見てみないとわかりませんが上品で渋くて落ち着きのある感じで気に入りまし
た。形に関してはいい感じで座面の高さに対してエッジがとられてて、いい塩梅にしていただけたな、と感じました。早く乗ってみたくて楽しみです。
実際の乗り味などはある程度乗ってから変更などあるかも知れませんのでそのときは
またよろしくです。
ということでインプレッションを頂きました。
<お客さまより----2>
今日初めて乗ってみました。感想としては玄人好みの硬さは夏も快適そうだし姿勢もターゲットに近くて足も楽なので満足です@^▽^@
ただ、表皮が全体的にテンションが低くて、乗車時のたるみとケツ移動時のたるみ、降車時のシワが気になりました。だけど全体的に満足しているのでしばらく乗ってからまた感想や画像を送ろうと思います。
その後再度ご来店頂き、修正箇所を確認しました。
<お客さまからのメール---3>
●バックレスト(?)を前方に修正
→タンデム面を広く、前方に余裕を増やす。
→GIVIパニアのバックレストに対して自然な姿勢をとれるよう。
→あとバックレスト部分の縫製位置、あるいはウレタンの量が適正でないため大きな
ヨレがありました。全体の張り具合と合わせてチェック願います。(表皮張替え時)
●座面のヒップアップを修正し平面に。
→それに伴い足つきも良くする方向で。
→感覚的にノーマルに近くなる感じです(せっかくアンコ盛してもらいました
が・・)。
●あとできればシートの硬さをもっと弾力のある感じに。
→ムチッとした感じがほしいです。
→玄人好みのいい感じの硬さですがZZR1200はサスが硬く、ダイレクトにシートに響
きますので。
というかんじです。細かい部分はお任せします。
感覚的に難しいところもあるかと思いますが
素晴らしいシートを期待しております。
よろしくおねがいします。
ということで、
タンデム形状の仕様変更、セッティングの微調整と生地を再製作の大がかりな修正です。
あとは、工場へ送って仕上がりを待つのみです。
完成後、納品しました!

<お客さまより---4>
数日間のってみて感じたのは、途中プロトタイプに乗ったときと完成品でのギャップ
です。まず、足つきがなぜか少し悪くなってます。あとシートストッパー部が若干後退(1センチくらい?)したように思います。プロトタイプではシートストップが有効的だったのに対し完成品では意識的に後ろに尻をずらさないといけません。そして若干ヒップアップになってます。
→なのでハンドルに余計な力が入り、しんどい。
プロトタイプでは平面に近かったような・・。
うーん、気のせいでしょうか?
シートストップ部の材質もやわらかいものになってるし。
全体的な感想として悪くないのですが長距離がしんどいです(T。T)
表皮を張るうえで何か形状が変わったりするのでしょうか?
もしくは何か変更したのでしょうか?
ていうか気のせいでしょうか(゜дÅ)
身も凍るようなメールの数日後<お客さまより---ラスト!>
で、昨日伝えた違和感ですが、どうやらシートではなくフォークに原因があるようです。フォークの動きが悪く、変なためバランスが悪くなってるようです。
でかいバイクは金がかかりますな(゜дÅ)あとシート装着画像を添付してます。
なかなかグッドジョブですよ、土井さん。
ご自身のHPでも紹介して頂いています。<Carls土井>
写真、インプレありがとうございます。
完成までの間にさらにプロトタイプでもう一回スポンジの状態を見て頂き、最終納品にこぎ着けました!
4回目のメールはまさに身が凍り付きましたが、車体側のトラブルということでホッとしました。(こんなメールばかりだと身が保ちません・・・)
しかし、色々ありましたが、お客さま側も紳士に対応して下さり、嬉しかったです。
上手くいくことを当たり前に求められます。注文する方としては当然です。
こちらも上手くいくように努力をしていますが、いかないこともあります。
(気持ちいいほど正直です)しかし、お互いが良いモノを作ろうという気持ちが
同じレベルで一致しておれば、全く問題ありません。シートは作り直しが
効くからです。当然、生地の再製作になる大きな仕様変更の要望もありましたので、コストもかなり掛かっています。が、お互い無駄を省いてそこそこのコストに押さえることも
やっております。お客さまは最終的には満足して頂けた料金提示ができたことだけをお伝えして終わりにさせて頂きます。(今回のような難易度の高いケースはある程度、商売ベースを抜きにしないと良い物にたどり着けません。一品製作という性格上、常に同じ条件、同じ処理ができるとは保証できませんので、どうかご理解下さい。)