■Ducati SS1000DS |
九州のポルシェ専門店のオーナーさんから時々オーダーを
頂くのですが、前振り(SR)と全然違う車種が送られてきました。
(おかしいなあ、こんなシートの打ち合わせした覚えないなあ〜)
しかもカウル付き&コブ付き。
おかしいなあと思い久しぶりにお電話を!
相変わらずの万年青年の元気一杯の様子。送ちゃいましたのでよろしく!とのこと。
私は一度も会ったことはないのですが、こちらのオーナーさんの「この声とノリ」の
大ファンなのです。
オーダー頂いたからにはばっちり!のものをお届けしなくてはと検証に入ります。
出来るだけスリムで座面は水平にという要望でしたので、どんな角度でシートが
装着されるか考えなくてはいけません。ただ電話の様子では、一度もカウル、
シートを車体に取り付けされていないようでした。カーボンのカウルは見たところ
ドカティ用でしたのでうまい具合にマウント穴が同じような位置にあることを
利用して取り付けイメージを合成してみます。(ベース画像はネットで拝借)
念のため合成写真を送り見てもらうと、いけそうな感じ!!
ここで一つ問題が発生。どうみても薄いシートに座面がかなり前下がりに・・・・・・
水平造形は出来る範囲でやってみることに・・・・・・(こればかりは仕方がありません。)
あとは、工場に送り完成を待ちます。
ところでコブはどうなったか?
いうほど伸び縮みしないビニール製の生地を丸いものにどうやって貼るか‥‥‥
工場とも相談しましたが、範囲外の作業のため、クオリティは守れないとの
こと。これは予想の範囲だったので、早々諦めてネットで策を考えます。
多分工芸品レベルを考えないと無理の様子。はじめ車の手縫いハンドル
カバーをやっているところではどうかと。ム、ム、皮=皮ツナギ=知り合いあるじゃん!
さっそく相談に。さすがに餅は餅屋。良い道具を揃えてあります。皮を薄くする
ぱっと見ミシンみたいな機械があり、それで生地を薄くして伸ばして物に沿って
引っ張って、ウン、いけそうだよ! と後は秘密の超強力の両面テープで貼れば
大丈夫と力強い待っていた一言が。これで解決です!後日生地を持ち込み
完成を待ちます。
2つとも奇麗に仕上がりました。どちらもプロの仕上がりです。
あとは納品して肝心の乗り心地です。+コブの取り付け具合です。
コブは少し柔らかく変形するので、タンクに取り付けたらシワや剥がれが
起きないか‥‥‥正直心配なのです。
インプレッションを送って頂きました。
400KM連続走行でも快適でした(^-^)
CHICS S.Y
短い文面ですが、合格点を頂けたようでヨカッたです。
GW明けにカウルの塗装して完成ということでしたので、
今頃は奇麗になっていることでしょう。
はじめて荷物を開けて内容が解らない状態の時は
どうなんやろ‥‥とか思いましたが、これで私のパートは
無事完納終了です。